I=D・サイベリアンの開発 L:I=D・サイベリアンの開発 = {
 t:名称 = I=D・サイベリアンの開発(イベント)
 t:要点 = 一般性能要求:{
  サイベリアンは12mと割と大型のI=Dで、その代わりとして無理なく万能機としての性能を入れた機体である。航空作戦を芥の新型機に振り分け、対応してアビシニアンの宇宙戦補助と、地上戦、対空戦を行うように作られている。装備は実に20種類に及び、これを3人で運用した。にゃんにゃん共和国の陸軍I=Dの集大成ともいえるだろう。

 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *I=D・サイベリアンの開発のイベントカテゴリ = ,,公共事業イベント。
  *I=D・サイベリアンの開発の位置づけ = ,,生産イベント。
  *I=D・サイベリアンの開発の取得条件 = ,,このアイドレスを取得する藩国はにゃんにゃん共和国に属していなければならない。
  *I=D・サイベリアンの開発の内容 = ,,このアイドレスを取得した国は、共和国共通I=Dであるサイベリアン(I=D)の開発を公共事業として行うことができる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。
 }
 t:→次のアイドレス = なし


(開発:まき)


【20種以上に及ぶ装備品を一部紹介】

(装備開発:棉鍋ミサ、鍋ノ鴉丸、鍋村次郎)


L:サイベリアン = {
 t:名称 = 06 サイベリアン(乗り物)
 t:要点 = なし
 t:周辺環境 = なし
 t:評価 = 体格12,筋力16,耐久力13,外見8,敏捷13,器用7,感覚10,知識7,幸運6
 t:特殊 = {
  *サイベリアンの乗り物カテゴリ = ,,I=D。
  *サイベリアンのイベント時燃料消費 = ,,(戦闘イベント参加時)燃料−3万t。
  *サイベリアンのイベント時資源消費 = ,,(戦闘イベント参加時)資源−4万t。
  *サイベリアンの必要パイロット数 = ,,パイロット1名。
  *サイベリアンの必要コパイロット数 = ,,コパイロット2名。
  *サイベリアンの搭乗資格 = ,,搭乗可能(I=D)。
  *サイベリアンの人機数 = ,,10人機。
  *サイベリアンのアタックランク = ,,AR18。
  *サイベリアンの局地活動能力 = ,,宇宙。
  *サイベリアンの白兵距離戦闘行為 = ,,白兵距離戦闘行為が可能。#白兵距離戦闘評価:可能:(体格+筋力)÷2
  *サイベリアンの白兵距離戦闘補正 = ,条件発動,(白兵(兵器)、白兵距離での)攻撃、評価+3、燃料−1万t。
  *サイベリアンの近距離戦闘行為 = ,,近距離戦闘行為が可能。#近距離戦闘評価:可能:(敏捷+筋力)÷2
  *サイベリアンの近距離戦闘補正 = ,条件発動,(射撃(兵器)、近距離での)攻撃、評価+3、燃料−1万t。
  *サイベリアンの中距離戦闘行為 = ,,中距離戦闘行為が可能。#中距離戦闘評価:可能:(感覚+知識)÷2
  *サイベリアンの中距離戦闘補正 = ,条件発動,(射撃(兵器)、中距離での)攻撃、評価+3、燃料−1万t。
  *サイベリアンの遠距離戦闘行為 = ,,遠距離戦闘行為が可能。#遠距離戦闘評価:可能:(敏捷+感覚)÷2
  *サイベリアンの遠距離戦闘補正 = ,条件発動,(射撃(兵器)、遠距離での)攻撃、評価+3、燃料−1万t。
  *サイベリアンの夜間戦闘行為 = ,,夜間戦闘行為が可能。
 }
 t:→次のアイドレス = 共和国宇宙軍計画の発動(イベント),ロッテ戦術(技術)


【備考】
#ペルシャHQB継承(1代前)と、HQBで筋力+2
 アメショー、鍋ショ、(鍋の国改良型アメショ)、ペルシャと猫の国共通I=Dを手がけてきた鍋の国の技術の全てを賭けて創り上げた最新型のI=D。

 I=Dデザイナーまきは新たな機体の開発を開始した。新たな機体に必要なのは現在の猫の国に必要な宇宙戦闘が可能な機体である。特に火星での戦いが考えられる中、宇宙戦闘能力が必要とされたのである。また今まで空を飛ぶ事ができなかったので空を飛べるI=Dが欲しいという意見もあったが、空は芥辺境藩国が新型機を作製することがわかっていたので対空性能を取り付けるという事にとどまった。 
 しかし、対空戦闘において空としっかり戦えるようにジャンプ機能の強化が行われ、対空兵器をジャンプ後に使うことにより、より命中性が上がるようにと対空戦闘に対する強化も行われている。

 また陸戦、対空戦、宇宙戦ができるように機体本体を大型化し、状況に応じて様々な武器や外部装備を本体に取り付ける事によって万能機としての性能を引き出す事に成功したI=Dである。

 特に大型化により、装備箇所の増加やエンジンや出力の増加に成功。今までのI=Dとは大きさが大きく異なることとなった。

 サイベリアンはアメショやペルシャと同じ運用を想定することはなかった。今までできることはアメショやペルシャに任せ、今までできなかった事などをできるI=Dということが求められたのである。

 大型になったおかげか、収納スペースも増えた。センサー、通信装置なども今までのI=Dより強化された。特に通信、レーダーに関してはオペレーターを伴う作戦が最近の主流であること、また前線での臨時時にはサイベリアンから通信、指揮ができるように……という事も考えられ、サイベリアンにはアメショなどよりも通信装置、センサー能力の強化が行われている。

そして、パイロットとコパイ二名の操縦スタイルも固定化された。まずパイロットは機体の操縦をメインにし、白兵戦闘なども含めた操縦を担当。コパイはサポート的な事をするのは変わらないが、今まで以上に作業の分担化が進められた。コパイの一人は照準装置、射撃管制、ミサイル発射におけるロックオンなどの射撃に関わる部分を担当。もう一人のコパイは最近の戦闘におけるオペレーターによる指揮の命令を聞き、各メンバーに伝達。鍋式ジェネレーターの出力調整、ダメージチェックや機体の調子を確認し、センサーやレーダーをチェックする。というように三種三様の仕事に振り分けられたのである。

 また、開発をてがけたまきは様々な想いを機体に込めたようである。

開発メンバー「へぇーボディ、青なんだ。…なんで青色なの?」
まき「え…あー…あれですよ、にゃんにゃん共和国の旗の色!だから青いんですよ!」
開発メンバー「ああなるほど、だからかー」
まき(うう、小笠原の海の色とはとても言い出せな…)



【各戦闘場所におけるサイベリアンの使用スタイル】

地上・対空戦闘
 地上におけるサイベリアンの戦闘方法は従来とさほど変わらない。これは今までのにゃんにゃん共和国においての陸での戦闘のノウハウを生かし、今までのデータをまとめた結果である。
 無理に飛ばすこともなく、飛べないままでもいいと判断したのである。対空戦闘の必要性はあるが、にゃんにゃんにはI=Dを空に飛ばす技術ではわんわんに劣ってしまう、ならば空を飛ばすよりも対空戦闘能力を上げる方が良いと考えたのである。

宇宙戦闘
 宇宙戦闘において、サイベリアンはアビシニアンの宇宙戦補助を目的に作られた。アビシニアンの苦手な近接戦闘能力を持ち、またアビシニアンの遠距離戦闘の補助。またアビシニアンができない”人と同じ手”による細かい作業やアビシニアンの弱点であるセンサー能力の補助によるサポートなどがサイベリアンの宇宙戦闘補助能力として考えられた。(その為か、サイベリアンは前記のようにセンサーの強化が行われている)

また、ペルシャ開発段階において、今までの技術を全て使いこなす為に技術者達は鍋専門図書館裏書庫へと訪れた。鍋専門図書館は鍋に関することに関しての専門書を集めた図書館である。しかし、鍋というのは「鍋の国」の事も該当するのである。鍋の国の今までの歴史や技術、知識なども収められているのだ。しかし、一般国民や一般司書はその存在を知らない。鍋専門図書館の中でももっとも奥深まった場所にある裏書庫(裏なので隠し扉の先にある)に収納されており、限られた人と王猫様しか見る事のできなかったその裏書庫を今回ミサ藩王の命により、I=Dデザイナーまきを始めとする開発陣が訪れ、失われた宇宙での技術や鍋の国の失われし武器技術を入手したのである。
 そもそも、この技術書を封印したのは先代の藩王であった。鍋の国に武器はいらない。鍋とメガネで敵をも鍋友にしてしまおう……そんな想いとともに封印していたのである。しかし、ミサ藩王は鍋友であるまきの想いやヤガミ問題に立ち向かう為に書庫の開放を命じたのである。
「まずは相手の土台に立ち、相手に私たちの事を認めさせてからあらためて鍋をすすめましょ」

 たとえ、武器を持とうが、鍋の信条は変わらないのである。




【サイベリアンの装備】

サイベリアンは背中に装備するバックパックを替えることにより、対空戦闘、地上戦、宇宙戦へ対応できるように開発された。



装備1(宇宙用装備)
 「大型ブースター&プロペタントタンク」
 宇宙戦においての移動や機動戦闘などを考慮し、サイベリアンは宇宙戦時には背部に大型のブースターとプロペタントタンクを装備する。
もともとはこの装備は標準装備の予定であったが、地上においては機体バランスが悪くなり、よっぽどの名パイロットでないと操縦できないということで戦場によってバックパックを変えるという手法が取られた。
この装備をする事により、宇宙での戦闘、行動能力が飛躍的にUPした。また、簡単に取り外しできるようになっており、状況によっては長距離移動用装備として使う場合もある。


装備2(対空・地上戦装備)
 「地対空両用スモールミサイルランチャー&小型ブースター」
 地上戦において装備されるバックパックである。元々は対空戦闘用の装備であったが、地上戦、対空戦で細かく装備変更するのは大変であるということで地対空両用スモールミサイルランチャーが採用された。
また、機体バランスが崩れるので小型ブースターと姿勢制御用スラスターも装備されている。この小型ブースターと後記の特殊衝撃緩和材により、サイベリアンのジャンプ能力の強化と滞空戦闘が可能になっている。
またミサイルの照準、ターゲットロックはコパイ1が担当しており、状況に応じて滞空中に地上へミサイル、地上から空へと対空ミサイルと状況に合わせて使用された。また、この装備も簡単に外すことができ、戦場で状況に応じて外して戦うということも可能である。
なお、ミサイルは鍋の国が購入した防空ミサイルシステムを参考にしている為、ミサイルの形はだいこんである。

装備3(海中用装備)
 対水中用装備「SM(サイベリアン・マリン)」
 I=Dデザイナーでもあるまきの情報から、ニャンニャン共和国はゲートを開いた。戦場として、宇宙、火星などが考えられた。火星となると水中装備がいるかもしれない。そんな事で水中用装備が追加という形で開発された。
サイベリアンは元々宇宙を想定しているので気密性などはしっかりしている。ならば後は水中でいかに行動できるか? である。
水中装備は背部に大型スクリューと推進用ハイドロジェットエンジンを装備、浮沈のためのバラストタンクなども装備している。また水中用武装や水中に合った水抵抗の少ないボディである事が必要であり、水中での本格的運用を考え、機体各部に水中用追加パーツが付け加えられた。
この装備だけは背部部分以外にもいくつもの装備用パーツがあるので、その場その場の戦場で装備変更ができないので、あらかじめ水中戦想定の時に装備する……という形になる。

装備4
 「特殊衝撃緩和材」
 サイベリアンは対空戦闘の為にジャンプとともに滞空ができるように設計されている。しかし、滞空戦闘後の着地時に機体(特に足部分)を損傷しては本末転倒でありる。しかし、対空ミサイルミサイルだけで対空戦闘をカバーするのでは心もとない。
なので、足部分を中心に鍋の国の技術で作り上げた特殊衝撃緩和材が使用されている。この特殊衝撃緩和材は受けた衝撃をやんわりふんわりと受け止めてくれる素材であり、固体、液体、ジェル状など様々な形状状態で利用できる。特殊衝撃緩和材はサイベリアンの足や間接部分などに使われている。またコクピット部分の緊急時におけるパイロット保護にもこの特殊素材が利用されており、
コクピットの部分では衝撃、爆発から身を守る為に非常時には特殊衝撃緩和材がジェル状で展開されるようになっており、そのホニャホニャした柔らかさと衝撃緩和効果はパイロット連中にも人気である。

装備5 
 「脱出装置」
 にゃんにゃん共和国初の宇宙戦闘可能なI=D開発において、重要視されたのは宇宙でI=Dが破壊されても搭乗員が国に帰れるように安全性を強化することであった。サイベリアンは宇宙服兼任のパイロットスーツを三着と猫士用二着をコクピットに搭載している。(宇宙出撃時には着用が義務づけられている)
また、コクピットブロックは脱出装置を兼任している。宇宙服があるので、あくまで脱出装置としての機能を重視されており、圧力センサー用メーター、ダメージチェックメーターが振り切れるほどの攻撃をくらった場合、脱出装置は自動でパイロットの生存を優先して作動するようになっている。(手動でも作動させれる)
宇宙での戦闘での脱出装置としての機能をメインとして考えられており、脱出装置には特殊衝撃緩和材でパイロットへの衝撃をカバーし、脱出後には救難信号を発信することができるようになっている。サイベリアンの滞空戦闘の事も考え、大気圏内ではパラシュートなども展開できるようになっているが、脱出装置というモノは使われないですむ戦いである事の方が良い機能である。
開発者ができることならばコレを使わざるを得ない戦いはこないように……と願いつつもサイベリアンに搭載した装備である。

装備6
 「サイベリアン多機能センサー」
 サイベリアンは宇宙戦闘のさいのアビシニアンの補助という意味でセンサー、索敵能力、通信機能などが強化されている。
もともと、一つ前の世代のI=Dであるペルシャでも、暗視スコープ(熱線暗視装置とレーザ測遠機内蔵)、指向性マイクや、捜索用、追尾用に分けられたレーダー、敵味方識別装置などである。
また戦術データーリンクや煙幕発生装置も付いていた。サイベリアンにおいてもほぼ同じ装備がつけられている。(ただし、煙幕発生装置はついていないのでサイベリアンで煙幕を使いたい場合はグレネードランチャーを使う必要がある)
また、センサー強化として赤外線センサー、双眼鏡機能、カメラ機能(動画も可)なども取り付けられた。
鍋の国は基本的にどんな人とも仲良くやっていけるのを理想としている。なので敵でも今後鍋友として一緒に鍋できないか……そんな思いから、相手を観察できる機能が追加されているのである。

装備7
 「サイベリアンスピーカー」
 サイベリアンの各種各部にはスピーカーが取り付けられている。コクピットにあるマイク(録音再生機もある)から声を発することにより外部へ声や音を伝達できるのである。
ボリューム調整も可能である。サイベリアンにスピーカーが搭載されたのは特定の人物(ACE)への叫びが聞こえるようにであったり、戦勝パーティ時のカラオケ大会用であるとか色々な説がある。
サイベリアンをおとりに使う場合はこのスピーカーも使える手段ではある。



装備8
 「輝きの剣(希望の光)」
サイベリアンにおいて輝きの剣が武器として採用されたのには色々な理由がある。実体剣よりも輸送スペースを食わないので宇宙の戦いに向いているということや「宇宙ならやっぱコレよね」という藩王の言葉があったなどの理由である。ただ、斬れるという意味では船外作業に活用できるという点。また光による合図などの用途も含めた上で採用されたのである。また、サイベリアン本体の鍋式ジェネレーターからのエネルギーを使うだけでなく、本体の柄部分に収納されているシャイニング電池を併用してエネルギーを使うことにより輝きの剣を生み出している。

 技術的な面からあまり長く輝かせておくのは難しい(もったいない)ので状況に応じて手動で光を出し入れ可能にしているが、長時間常時使用はできない。しかしにゃんにゃんの戦闘のメインは射撃である。対宇宙、対オーマ戦では白兵戦のメインは犬のケントになるであろうし、わざわざ不得意分野で争っても仕方ない。(今は共同戦線取ることも多いしね)
 その為、非常時の短時間使用という扱い方がメインになると判断した結果輝きの剣が使われることになった。普段は腕に収納しているので、バックパック装備に影響されずに使用が可能である。

装備9
 「サイレールガン」
 宇宙用装備。レールガンである。宇宙でのサイベリアンの役割はアビシニアンの補助である。アビシニアンは近接、白兵能力は低い。なので、サイベリアンが数体でレールガンを連続で交互に休むことなく射撃することにより、敵の行動を阻害し、近づけない敵にアビシニアンの一撃を与える……という事を考えてサイベリアンに装備された武装である。

装備10
 「レーザーライフル」
 宇宙用装備。宇宙におけるサイベリアンはアビシニアンの戦闘補助である。近づく敵にはレールガン、近づいた敵には輝きの剣。ならばアビシニアンが敵と遠距離射撃戦を行っている時はアビシニアンが撃ちもらした敵を狙撃する……そんな戦術として開発されたレーザーライフルである。
チャージが必要なので連射はできないが、元々アビシニアンと連携して狙撃する用の武器なので特に問題はなかった。

装備11
「サイベリアン専用アサルトライフル」
 陸戦においてのメイン射撃武器である。サイベリアンは他のI=Dよりもでかいので、状況によってはおとりなどの役目を負うことになったりするかもしれない。とにかく今まで以上に目立つ可能性が高いのでそれに伴った戦略が練れるように考えられた。状況によっては突撃時にダミーバルーンを射出し、
ギリギリまで近づき敵を攻撃するなどの戦法が考えられた。
銃を手で持つときに銃と機体がデータリンクを行ない、コパイ1が照準、ロックオンを担当するので、パイロットは移動後に即射撃などの機動射撃が可能であった。またサイベリアンはジャンプ力があるので相手の装甲を見極めて後方に回ったり、上空から射撃を行うなど、相手の装甲の薄い所を狙って攻撃することができた。

装備12
「グレネードランチャー」
 地上戦で状況に応じて使いこなせるように開発された武器。特徴は通常の攻撃としても大変使えるモノではあるが、通常弾以外にも複数の用途に使えるように用意された特殊弾がこの武器の特徴である。
特殊弾は照明弾(合図やおとり、夜間戦闘時用)、閃光弾(目くらまし)、煙幕弾(撹乱用)、漆黒ガス弾(オーマの視線攻撃防げたらいいな……な用途?)

装備13
「ダミーバルーン」
 おとりや目くらまし用の風船である。宇宙、地上問わずに使えるように種類が数種類ある。宇宙ではサイベリアンや隕石のダミーバルーンを射出し、相手をかく乱するように使われる。
地上では飛べないサイベリアンのダミーバルーンを飛ばしても意味がないので、猫の顔の風船を飛ばす事にしている。これは敵の不意を狙えるかもしれないという事や、おとり部隊が使えば相手への牽制になるのではないか? と用意された。
実際に使用するかどうかはは戦場や状況によるので、サイベリアン本体から射出できるように本体各部(手や足)から射出できるようになっている。サイベリアン完成後は各国独特のダミーバルーンが作られ、各国独自性があらわれる装備となった。

装備14
「ガトリング砲」
 ガトリングガンである。手に取り付ける形で装備し、使用する。使用中は片手が使えない状態になる。
なお、ガトリングガンには隠しブレードが収納されており、弾を使いきった後にもブレードで戦う事が可能である。取り付ける時はサイベリアンの手を必要とする(なので両手につける場合は別の機体の手が必要)が外す時は
コクピットから簡単に外す事ができる。(なので外すと同時に敵にぶつけたり、ブレードを相手に突き刺してから外すパイロットもいる。)
 

装備15
「D.ランス」
 サイベリアンの近接用武器のドリルランスである。従来の剣をやめ、ドリルランスを採用している。
これは今までよりもI=Dが大きいので大型の武器が使えるのでより破壊力を求めたということ、またペルシャもまだまだ現役で使っていける事を考えるならば
ペルシャができない事をできる方が良いという結果から開発された武器である。武器の形状自体はとある国民の趣味ではあるが、今までのアメショ、ペルシャよりも大きくて目立つサイベリアンが
ドリルでギュンギュンなる武器を持って唸らせているとおとりとして活躍できるのでは? などといった考えもある。
また、ドリルであるので「掘り進む」、「砕き貫く」などの今までとは違った戦闘方法が期待される。(岩堀にも使えるので非常時に便利である)

装備16
「サイベリアンチャクラム」
 チャクラムもしくは手裏剣のような武器。この武器の特徴は持ったまま敵に切りつけるという接近戦にも使えるし、投げても使えるという点である。前記のドリルランスといい、このチャクラムといい色々と試行錯誤しつつ武器を開発したのが今回のサイベリアンである。
追加武装案として、中央に鎖を取り付けて、ブンブンと振り回して攻撃する……といった攻撃方法も考えられた。
また、ただの趣味で付け加えられた武器というわけでもない。投擲武器は戦場に左右されないで使えるので例えば、I=Dは動くが、銃は動かない戦場でも飛び道具が使える……という面もあり、サイベリアンの多種類の武装には
そういった事も含めた上で様々なモノが採用されているのである。

装備17
「I=D魚雷」
 水中用装備に搭載されている武器。長距離用のパッシブ誘導型魚雷と有線誘導型の魚雷を装備している。アクティブ誘導魚雷も装備ヴァリエーションとして装備したかったが、装備量と後記の特殊装備を考えて前記の二種類に留めている。

装備18
「I=D機雷」
 サイベリアンは水中専用機ではないので、水中専用機、それこそRBなどに真っ向勝負を挑んでも勝てない。なのでからめ手で戦う、もしくは別の機体のサポートなどを考えた上で水中装備がされた。
なので、機雷や魚雷を使い、地形を参照し、戦う事が求められる。

装備19
「水中花火型魚雷」
 魚雷の炸薬の代わりに液体窒素を詰めたモノ。着弾とともに周りの水を凍らせるので、相手の動きを止めるのに使ったり、水上で足場を作るのに使う武装。鍋の国では洪水時の避難場所を確保するのに使ったり、
水中花火を楽しむ時に使われる。
 

装備20
 「鍋式ジェネレーター」
 サイベリアンは今までのI=Dと違い大型である。その為、今までの機体よりも出力、火力、機動力などがUPしており、燃料の消費も今まで以上になるのでは? と考えられた。
その為、開発、設計段階からエネルギー効率の良い、燃費が少なくて済むような装備が求められた。

鍋の国は食糧大量生産、大量消費国家である。食糧は全て日々の鍋に消えていき、また鍋をするための燃料なども合わせて大量に消費されていた。しかし、鍋の国は燃料の生産はできない。その為、いかに燃料を消費せずに鍋を作れるか? 食糧、植物油を燃料代わりに使えないか? 自然エネルギーで発電して燃料消費を押さえようと活動してきた。鍋の農作業で使う鍋カーには植物油を燃料代わりに使用しているし、また鍋の国は南国なので水も豊富で洪水対策される程水場が多い。そこで鍋山などで水力発電をしたりしている。鍋は日々燃料消費を押さえようと工夫をしている。
サイベリアンにおいても、随所随所で燃料を押さえる工夫が盛り込まれた。長期使用は消耗が大きいので輝きの剣を電池式にし大量消耗できないようにしたり、(必要な時に必要な分だけ使う)アメショーを改良し鍋ショにして消耗を押さえたりしている。

 その結果、サイベリアンにエネルギー変換効率が良く、また出力も良い鍋式ジェレネーターが完成した。そのおかげでサイベリアンは従来のI=Dよりも大型の割に燃費がよく、コストパフォーマンスに優れた機体となったのである。


(文:銀内ユウ)

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